事故車は修理して乗るか手放すか。安全性・修理代・愛着の3つで決める方法

事故車を修理して乗るか手放すかは、安全に乗れるか、修理の負担が乗り換えの負担より軽いか、愛着があるかの3つで決めると迷いにくくなります。

この記事は、修理見積を手に「直すべきか、この機会に手放すべきか」を決めかねている方に向けて書いています。

「見積が20万円。直せば乗れるけど」「直してから売った方が高く売れる?」「代車の期限もあるし早く決めたい」。事故直後の判断は急がされます。判断の軸を3つに絞り、そのあとで「何と何を比べるか」を決めておけば、迷う時間が短くなります。

修理して乗るか手放すか、何で決める?

修理して乗るか手放すかは、安全性、修理代と乗り換えの負担、愛着の3つで決めます。

  • 安全性。骨格(サイドメンバーやピラーなど、基準で決められた部位)に損傷が及んでいるなら、修理しても走行時の違和感や再修理のリスクが残ることがあります。外板(ボディの表面の板)だけなら、安全性の問題は小さくなります
  • 修理代と、乗り換えたときの負担。そのまま乗り続けるなら、修理の実負担と、直したあとに乗れる年数を見ます。乗り換えるなら、次の車の取得にかかる総額から、いまの車を売って手元に残る金額を引いた額と、修理の実負担を比べます。保険を使うときは、受け取る保険金と翌年以降の保険料の増分を、どちらの道にも同じ条件で入れます。骨格の修理は、損傷の場所と程度で費用の幅がとても大きく、見積をとるまで分かりません
  • 愛着。数字で割り切れない価値も判断材料です。ただし「もったいない」だけで直すと、修復歴がついて将来の売却額が下がる点は知っておきます

修理してから売ると、なぜ損になりやすい?

直せば買取額は上がることがあります。それでも損になりやすいのは、かけた修理代を上回るほどは上がらないためです。業者は自社や提携先で直せるため、個人が修理工場に頼むより安く修理できるのが一般的で、買取店は自分の販路と修理網を持っています。比べるのは「修理後の買取額−修理の実負担」と「そのまま売った場合の手取り(受け取れる車両保険金があれば足す)」で、多くの場合は後者が残ります。

修理か手放すかは「修理の実負担」と「乗り換えの負担」で比べる

比べるのは、直して乗り続けるときに自分が払う額(修理の実負担)と、手放して次の車にするときの負担です。後者は、次の車の取得にかかる総額から、いまの車を売って手元に残る金額を引いた額で見ます。保険を使うときの入れ方は、次の段落にまとめます。査定の提示額がそのまま受け取れる額とは限らないので、次の3つを聞いておくと、同じ土俵になります。

  • その金額は確定額か。現車を見たあとに下がることはあるか
  • 引き取り(レッカー)や書類の手続きに、別途かかる費用はあるか
  • いつ支払われるか

修理の側は、実際に自分が払う額で見ます。保険を使うなら、保険金で賄われない自己負担(免責など)に、代車費用のように補償されない出費を足します。自己負担で計算しているので、そこからさらに保険金を引かないでください。

保険は、どちらの道を選ぶかで扱いが変わります。

  • 修理する場合:保険金は修理代に充てられます。上の自己負担が、修理の側の実負担です
  • 修理せずに売る場合:車両保険金を受け取れることがあり、その金額は売却の手取りに足します
  • どちらの場合も:保険金を受け取ると翌年以降の保険料が上がることがあるので、その増分は、保険を使う側の負担に足します

保険金や保険料の増分を、どちらか一方の道にだけ入れると、比べた結果が入れ替わることがあります。そのまま乗り続ける場合は、直したあと何年乗れそうかも合わせて見ます。ここまでそろえて、初めて数字で比べられます。

そのままの査定額は、店によって変わる

同じ事故車でも、店によって査定額は割れます。買い取った車をどこに出せるか(出口)が店ごとに違うためです。出口には、国内での再販、業者オークション、部品や資源としての再利用、海外への輸出があります。出口が多いほど、その車にとって高く売れる先を選べるので、値段の幅が広がります。

仙台・宮城県北のクルマ買取センター ROOTS Plusを運営する株式会社ROOTSは、車の価値を再生することを事業の軸にしています。その価値を生かすため、車を出す先を自社で持っています。

  • 買取から販売までの自社の流れ
  • 海外への販売ルート(株式会社ROOTSの貿易事業)
  • 自社のリサイクル工場での解体・部品取り・資源化(仙台・札幌・東京の自社3工場。累計60,000台以上、年間15,473台)

日本では評価が下がる車でも、海外では現役で走り続けることがあるため、国内の相場だけで金額を決めずに済みます。間に業者が入らないぶん、その分を買取価格に回せます。

価格は相場の読みだけで決めません。1台ごとに積み上がった実売のデータが根拠です。現地のスタッフと本部の査定が直通でつながっているため、判断が早く出ます。

手元に残る金額の面では、査定・引き取り(レッカー込み)・名義変更などの手続きが無料で、提示額から後出しで差し引くことはありません。お支払いは、最短ですと、その場での現金、即日・翌日のお振り込みとなります(金額によってタイミングは変わります)。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

事故車や動かない車でも、上の条件を満たせば対象になります。段ごとの金額は買取保証の表にあります。

修理するなら、何に気をつける?

修理するなら、修復歴がつくかどうか、保険を使うと等級が下がるか、修理中の代車、の3つを先に確かめます。

  • 修復歴の基準に当たる骨格部位の損傷や修理・交換があると「修復歴」になり、将来の売却額が下がります。部位や損傷の程度によっては対象外のものもあります
  • 保険を使うと等級(保険料の割引・割増を決める区分)が下がることがあります。無過失事故に関する特約など、下がらない場合もあるので契約を確かめます。保険料の増分は、修理でも売却でも、保険金を受け取る側の負担に足して比べます
  • 修理中の代車費用と期間も判断に入れます

手放すなら、何に気をつける?

手放すなら、事故歴を正直に申告したうえで、評価損の請求・ローンの所有者欄・運ぶ手段の3つを先に確かめます。

  • 事故歴は正直に申告します。隠しても現車確認で分かります
  • 評価損とは、事故で修理したあとにも残る、車の価値の下落のことです。相手方がいる事故でこれが残る場合は、事故減価額証明書(発行は日本自動車査定協会)を取り、相手方の保険会社に請求できることがあります。修理せずにそのまま売る人が必ず取る書類ではなく、証明された額がそのまま賠償されるとも限りません
  • ローンが残っているなら、所有者欄を確認します(販売店・信販会社名義なら所有権解除(ローン会社などから所有者の名義を外してもらう手続き)が先)。電子車検証は券面に所有者が出ないので、車検証閲覧アプリか「自動車検査証記録事項」で確かめます。車を売ったお金で、残っているローンを返せるかを確かめます(ローンが残っている車の記事)
  • 動かない車は運搬手段がいります。引き取り無料(レッカー込み)の店なら費用はかかりません

事故車の修理か手放すか、どうする?選択肢を並べる

「修理して使うか、手放すか」の判断と、保険の扱い、査定先の選び方は別の話です。分けて見てください。

区分 選択肢 向いている人/先に知っておくこと
使い方を決める 修理して乗り続ける 骨格に損傷がなく、修理の実負担が乗り換えの負担より小さい人。保険を使うなら等級と翌年の保険料を確かめる
保険の扱い 車両保険の全損として扱われる 補償の対象になる事故で、修理できない、または修理費が車両保険金額以上になるなどの条件を満たしたとき。保険会社の判断による。保険金の支払いに伴って車の権利が保険会社へ移り、引き取られることがあるため、売る前に扱いを確認する
査定先を選ぶ そのまま複数店に査定して手放す 相見積もりで比べたい人。現車確認で提示額が変わることがあり、同時に申し込むと連絡が増えることがある
査定先を選ぶ 出口を自社で持つ店に査定 早く数字を出して決めたい人、運べない人。ROOTS Plusもその1つで、上の2つ(出口・手元に残る金額)で比べられる

事故車の修理か手放すかでよくある質問

事故車は修理と買取、どちらが得ですか?

修理の実負担と、乗り換えの負担(次の車の取得総額−いまの車を売った手取り)を比べます。保険を使う場合、修理する側の実負担は、保険金で賄われない自己負担です。修理せずに売る側は、受け取れる保険金を手取りに足します。翌年以降の保険料の増分は、保険を使う側の負担に足します。骨格に損傷がなく、修理の実負担の方が軽ければ修理、重ければ手放す方が残りやすくなります。

事故車を修理してから売ると高くなりますか?

買取額は上がることがありますが、かけた修理代ほどは上がらないことが多く、手取りで見ると損になりがちです。「修理後の買取額−修理の実負担」と「そのまま売った手取り」を比べてください。保険を使う場合は、修理する側は保険金で賄われない自己負担で、売る側は受け取れる保険金を手取りに足して比べます。保険料の増分は、保険を使う側に入れます。

同じ事故車なのに、店で査定額が違うのはなぜですか?

買った車をどこに出せるかが店ごとに違うためです。国内再販だけの店と、部品・資源・海外輸出まで持つ店では、出せる金額の幅が変わります。

保険を使って修理すると何が変わりますか?

等級が下がって翌年以降の保険料が上がることがあります。無過失事故の特約などで下がらない場合もあるため、契約を確かめてください。等級は修理せずに乗り換えた場合も、保険金を受け取れば同じように下がります。保険料の増分は、受け取る側の負担に足して比べます。

事故車は「修理の実負担」と「乗り換えの負担」を同じ日に並べて決める

安全性・負担の比較・愛着の3つで決めます。直してから売る道は、買取額の上がり幅が修理代に届かないことが多いので、選ぶなら実負担を引いた手取りで確かめてください。そのうえで、修理の実負担と、次の車の取得総額から売却の手取りを引いた額を同じ日に並べれば、直すか手放すかは数字で見えます。査定額は店の出口の数で変わるので、比べる相手は1社に絞らないでください。

ROOTS Plusは自社の工場と輸出のルート、販売までの流れを持ち、査定・引き取り・手続きは無料、提示した金額から後出しで差し引くことはありません。修理見積がそろったら、同じ物差しで並べて比べてください。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

事故対応をされている代理店の方へ

事故が起きてしまったお客様の状況を理解して、丁寧に対応してくれる買取店をお探しの代理店さんへ。お客様にとって何が起きるかだけをお伝えします。

  • 費用はいただきません:査定、引き取り(レッカー込み)、名義変更などの手続きまで無料です。
  • 提示額から後出しで差し引きません:費用の名目で金額を削ることはしません。写真と実物が違わない限り、提示した金額のままです。
  • 動かない車もそのままで:事故車、不動車、名義の手続きが残っている車も受けられます。カギがない場合はご相談ください。
  • 手続きはこちらで進めます:お客様に書類をご用意いただいたあと、名義変更と抹消は当社で行います。

ご相談は公式LINEで受け付けています。お客様ご自身からご連絡いただく形で進みますので、代理店さんに手続きや取り次ぎをお願いすることはありません。仙台・札幌・東京の自社工場で解体・部品取り・資源化まで行っているため、事故で大きく傷んだ車にも価値を出せます。

出典:一般社団法人 自動車公正取引協議会「AFTC INFORMATION 日査協の修復歴判断基準が一部変更となります」(平成31年3月26日/別紙「修復歴の判断基準一覧(日査協資料より抜粋)」)。修復歴の判断基準は一般財団法人 日本自動車査定協会が定め、自動車公正取引協議会・日査協・日本オートオークション協議会の3団体が同一の基準を用いています。自社の工場数・台数・査定の仕組み・無料の範囲・支払いの時期・買取保証の内容は、クルマ買取センター ROOTS Plusの案内に基づく(2026年9月時点)。最終更新:2026年9月20日

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