事故車の買取相場はどれくらい下がる?半額の目安と、下がらない値段の見方

事故車の買取相場はおよそ半額と言われますが、それは国内で次に乗る方へ売る場合の話で、海外への販路を持つ店では金額の出方が変わります。

この記事は、事故や故障で車が動かなくなり、「いくら下がるのか」「直してから売った方がいいのか」「どこに出せばいいのか」で迷っている方に向けて書いています。

「修理見積が高すぎる」「事故車って買い取ってもらえるの?」「レッカー代を払ってまで売る意味があるのか」。事故直後は保険会社とのやり取りが先で、車の値段を考える余裕がないのが普通です。ここでは相場の目安を先に置き、そのあとで「同じ車でも金額が割れる理由」と「どこを比べるか」を順に説明します。

事故車の買取相場はどれくらい下がる?

事故車について調べると、「骨格まで及ぶ修復歴車は、無事故車のおよそ半額」という目安を目にします。無事故なら100万円の査定がつく普通車が50万〜70万円まで、軽自動車では20万円前後まで下がる、といった例が示されています。

これは、どうしてなのでしょうか。金額だけを見比べても判断できませんので、次の段で仕組みから説明します。そこが分かると、ご自身の車がどれに当たるのか、見当をつけられるようになります。

先にお伝えしておくと、こすり傷やバンパーの交換だけで骨格に及んでいなければ、この「半額」の話には当たりません。年式・走行距離でも変わるため、固定の相場表もありません。

事故車の値段が下がる理由と、「修復歴車」との違い

まず、「修復歴」は印象ではなく基準で決まります。骨格は、家でいえば柱や梁にあたる部分で、次の7つの区分と決められています。

  • クロスメンバー
  • サイドメンバー
  • インサイドパネルとダッシュパネル
  • ピラー
  • ルーフ
  • センターフロアパネルとフロアサイドメンバー
  • リヤフロア

骨格部位が交換されている場合や、傷やへこみの大きさがカードサイズ(8.5cm×5.4cm)を超える場合に、修復歴と判定されます。まだ直していない損傷も対象です。外部や外板(ボディの表面の板)を介さない損傷は、修復歴としないと定められています。バンパーやドアの交換だけなら、修復歴には当たりません。ぶつけた=修復歴、ではありません。

では、修復歴がつくと何が変わるのか。中古車は業者どうしの取引の場で評価され、その評価がそのまま取引の金額に表れます。修復歴の有無は、この評価に効く項目です。

そして買取店は、その車が次にいくらで売れるかを見て、買い取れる金額を決めています。売れる価格が下がっていれば、買取価格も一般的には下がらざるを得ません。「事故車は半額」と言われるのは、この流れの結果です。金額を渋っているのではなく、次に売れる金額から逆算した結果として、たとえば弊社においても、そうなります。

あとは、個別の会社の対応がそこに上乗せされます。たとえば、比較をするサービスにwebで査定を申し込んだとします。業者はまず交渉のテーブルに乗る必要がありますから、いい価格を出すでしょう。上位3社が交渉できる仕組みなら、上位3社に入るように価格を出すということです。

そこからどんな話になるかは、現車を見てからです。いろいろな理由づけで、値下げの材料を探してくるかもしれません。実際にSNSを見ると、そうしたコメントも見られます。ただ、ほかの業者のやっかみかもしれず、実際に立ち会ってみないと真偽は分かりません。あまり振り回されないようにしてください。

国民生活センターにも、車を引き渡したあとで「オークションの検査で事故車と判断されたので、買取金額を下げたい」と言われた相談が寄せられています。正当な理由のない減額には、応じる必要はありません。また、現車を見たあとに、手数料や配送料といった名目で結局金額が減っていくケースも数多くあります。売る側が本当に知りたいのは、それらをすべて引いたあとに手元にいくら残るかです。

一方で、減額がすべて不当というわけではありません。写真を加工したり、見て分かる傷や故障を隠したりして査定を受けた場合、実物を見て金額が下がるのは避けられません。オンラインの査定は、送る側がありのままを出し、受ける側が誠実に応える、その両方があって成り立つ取引です。

ただし、ここまで説明した値段の決まり方は、「国内で、次に乗る方へ売る」ことだけを前提にした場合の話です。当社は海外への販売ルートを自社で持っています。日本では修復歴で評価が下がる車でも、海外では現役で走り続けることがあります。国内の相場だけで金額を決めずに済むのは、この販路があるからです。

さらに、もう一度乗る形では難しい車には、部品と資源という別の出口があります。仙台・札幌・東京の自社工場で、解体・部品取り・資源化まで行っています(累計60,000台以上、年間15,473台)。つまり値段の出方は、その車をどこへ出せるかで変わります。

そのうえで当社は、公式LINEでの無料査定で、まず最低買取保証額をお届けします。そこで車体と車検証の写真を(傷やへこみ、車内の写真もあればなお)いただき、人が見て最終の査定額をお出しします。

事故車の査定額が店によって割れるのは、なぜ?

同じ車を同じ日に見せても、店によって金額が変わります。査定額は車の状態だけで決まらず、その店が買った車をどこに出せるか(出口)で変わるためです。出口には、国内での再販、業者オークション、部品や資源としての再利用、海外への輸出があります。

出口が1つしかない店は、その出口で売れる値段までしか出せません。出口が複数ある店は、その車にとって高く売れる先を選べるので、値段の幅が広くなります。「この車は値段がつきません」という言葉も、車の価値が0という意味ではなく、その店の出口では値段にならない、という意味のことがあります。ただし出口があれば必ず値段がつくわけではなく、買い取れる条件は店ごとに違います。

だから、事故車のように再販が難しい車ほど、どこに出すかで結果が変わります。1社の金額だけを見て「事故車はこんなものか」と決めないでください。

事故車で比べるのは、提示額ではなく手元に残る金額

もう1つの物差しが、最終的にいくら受け取れるかです。提示額が高くても、あとからレッカー代・書類の代行料・リサイクル料金が差し引かれたり、現車を見てから減額されたりすれば、手元に残る額は変わります。見積もりのときに次の3つを聞けば、比べられる形になります。

  • その金額は確定額か。現車を見たあとに下がることはあるか
  • 引き取り・書類の手続きに、別途かかる費用はあるか
  • いつ支払われるか

事故車の2つの物差しで見ると、ROOTS Plusはどうか

仙台・宮城県北のクルマ買取センター ROOTS Plusを運営する株式会社ROOTSは、車の価値を再生することを事業の軸にしています。その価値を生かすため、車を出す先を自社で持っています。

  • 買取から販売までの自社の流れ
  • 海外への販売ルート(株式会社ROOTSの貿易事業)
  • 自社のリサイクル工場での解体・部品取り・資源化(仙台・札幌・東京の自社3工場。累計60,000台以上、年間15,473台)

日本では評価が下がる車でも、海外では現役で走り続けることがあるため、国内の相場だけで金額を決めずに済みます。間に業者が入らないぶん、その分を買取価格に回せます。

価格は相場の読みだけで決めません。1台ごとに積み上がった実売のデータが根拠です。現地のスタッフと本部の査定が直通でつながっているため、判断が早く出ます。

手元に残る金額については、査定・引き取り(レッカー込み)・名義変更などの手続きが無料で、提示額から後出しで差し引くことはありません。お支払いは、最短ですと、その場での現金、即日・翌日のお振り込みとなります(金額によってタイミングは変わります)。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

事故車でも、上の条件を満たせば対象になります。段ごとの金額は買取保証の表にあります。

事故車は修理してから売った方が高くなる?

査定額は上がることがありますが、修理費を含めると損になることが多いです。業者は自社や提携先で直せるため、個人が修理工場に頼むより安く修理できるのが一般的で、かけた修理代を買取額の上がり幅で回収するのは難しいことが多いです。修復歴がつけば、その後の売却額も下がります。そのままの状態で査定を受け、上の2つの物差しで比べる方が、手元に残る額は大きくなりやすいとされています。

事故車を売るときに気をつけることは?

事故車を売るときは、事故歴を正直に申告し、無理に修理せず、評価損・ローン・還付の条件を先に確かめます。

  • 事故歴は正直に申告する。隠しても現車確認で分かり、減額や契約解除の原因になります
  • 無理に修理しない。上で書いたとおり、修理代は回収しにくいためです
  • 事故減価額証明書(発行は日本自動車査定協会)を取って、相手方の保険会社に請求できる場合があります。相手方がいる事故で価値の下落分を請求する材料になります
  • ローンが残っている場合は、車検証の所有者欄を確認。販売店・信販会社名義(所有権留保)なら所有権解除(ローン会社などから所有者の名義を外してもらう手続き)が先です(本人名義の銀行系ローンなら解除手続きは不要)。車を売ったお金で、残っているローンを返せるかを先に確かめます
  • 自分で廃車にする場合は、還付の条件を確認します。普通車の自動車税は抹消登録の翌月分からの月割で、売却や名義変更だけでは戻りません。軽自動車税は月割の還付がありません。重量税は解体を伴う抹消で車検の残りが1か月以上あるとき、自賠責は廃車などの解約できる理由があり、解約日から満期まで1か月以上残っているときに戻ります。買取に出す場合の扱いは店によって違います。ROOTS Plusでは、こうした見込みも含めた一枚の金額を提示するため、還付を別に受け取る形にはなりません。ほかの店に出すときは、提示額が手元に残る金額かどうか、還付の扱いがどうなるかを確かめてください

事故車をどうする?選択肢を並べる

選択肢 向いている人 先に知っておくこと
修理して乗り続ける 骨格に損傷がなく、直して乗り続ける費用が乗り換えの負担より小さい人 修理費と今後の維持費を、乗り換えの負担(次の車の取得総額−いまの車を売った手取り)と比べる。基準に当たる骨格の修理をすると修復歴がつき、将来の売却額は下がる
車両保険の全損として扱われる場合 補償の対象になる事故で、修理できない、または修理費が車両保険金額以上になるなど、条件を満たす人 自分で選べる方法ではなく、保険会社の判断による。保険金でローン残債を返す使い方もある
事故車専門店・全国業者に出張査定 相見積もりで比べたい人 現車確認で提示額が変わることがある。複数社へ同時に申し込むと連絡が増えることがある
出口を自社で持つ地元の店に査定 運搬と手続きも含めて早く終えたい人 ROOTS Plusもその1つ。上の2つの物差しで比べられる
解体業者に直接持ち込む 自走できて、早く手放したい人 費用がかかるか、買取になるかは業者と車の状態で変わる。先に電話で確かめる

事故車の買取相場でよくある質問

事故車は買取価格がどれくらい下がりますか?

損傷の程度によります。骨格まで及んだ車では、普通車で100万円が50万〜70万円、軽自動車で20万円前後という目安が示されています。これは次に売れる金額が下がるぶん、買い取れる金額も下がるという流れによるものです。ただし当社は海外への販売ルートを自社で持っているため、国内の相場だけで決めずに済みます。こすり傷やバンパーの交換だけで骨格に及んでいなければ、修復歴による下落とは区別されます。

修復歴車とはどんな車ですか?

車の骨格に当たる7つの区分の部位に、基準に当たる損傷や修理の跡がある車です。骨格部位が交換されている場合や、傷やへこみの大きさがカードサイズ(8.5cm×5.4cm)を超える場合に、修復歴と判定されます。外部や外板を介さない損傷は修復歴としません。まだ直していない損傷も対象です。バンパーやドアの交換だけでは修復歴になりません。

同じ事故車なのに、店で金額が違うのはなぜですか?

買った車をどこに出せるかが店ごとに違うためです。国内再販だけの店と、部品・資源・海外輸出まで持つ店では、出せる金額の幅が変わります。

動かない事故車でも買い取ってもらえますか?

値段がつくことがあります。部品・資源・海外輸出の出口を持つ店ほど、動かない車でも値段をつけやすくなります。買い取れる条件は店ごとに違うので、引き取りが無料かどうかも含めて先に確かめてください。

事故車の値段は「相場」より「出口」と「手元に残る金額」で決まる

事故車はおよそ半額という目安を目にします。ただしそれは、国内で次に乗る方へ売る場合の話です。海外で乗り続ける車として出せる場合があり、もう一度乗る形では難しい車には部品や資源という出口もあります。だから、どこに出すか(出口の数)と、最後にいくら受け取れるか(手元に残る金額)の2つで比べてください。修理してから売ると回収しにくいので、そのままの状態で査定を受けるのが基本です。

ROOTS Plusは自社の工場と輸出のルート、販売までの流れを持ち、査定・引き取り・手続きは無料、提示した金額から後出しで差し引くことはありません。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

事故対応をされている代理店の方へ

事故が起きてしまったお客様の状況を理解して、丁寧に対応してくれる買取店をお探しの代理店さんへ。お客様にとって何が起きるかだけをお伝えします。

  • 費用はいただきません:査定、引き取り(レッカー込み)、名義変更などの手続きまで無料です。
  • 提示額から後出しで差し引きません:費用の名目で金額を削ることはしません。写真と実物が違わない限り、提示した金額のままです。
  • 動かない車もそのままで:事故車、不動車、名義の手続きが残っている車も受けられます。カギがない場合はご相談ください。
  • 手続きはこちらで進めます:お客様に書類をご用意いただいたあと、名義変更と抹消は当社で行います。

ご相談は公式LINEで受け付けています。お客様ご自身からご連絡いただく形で進みますので、代理店さんに手続きや取り次ぎをお願いすることはありません。仙台・札幌・東京の自社工場で解体・部品取り・資源化まで行っているため、事故で大きく傷んだ車にも価値を出せます。

出典:一般社団法人 自動車公正取引協議会「AFTC INFORMATION 日査協の修復歴判断基準が一部変更となります」(平成31年3月26日/別紙「修復歴の判断基準一覧(日査協資料より抜粋)」)。修復歴の判断基準は一般財団法人 日本自動車査定協会が定め、自動車公正取引協議会・日査協・日本オートオークション協議会の3団体が同一の基準を用いています。/独立行政法人 国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(2024年6月18日)。買取保証の金額と適用条件、無料の範囲、支払いの時期、自社の工場・輸出・販売の体制と実績は、クルマ買取センター ROOTS Plusの案内に基づきます(2026年9月時点)。最終更新:2026年9月20日

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