「事故車」とは何か。修復歴がつく骨格の部位と、つかない修理

中古車業界でいう「事故車」は、事故を起こした車のことではなく、車の骨格にあたる部位に基準に当たる損傷や修理・交換がある「修復歴車」を指します。

この記事は、ぶつけた車や修理した車が「事故車扱いになるのか」「査定でどれくらい不利なのか」を知りたい方に向けて書いています。

「バンパーを替えたら事故車?」「軽くこすっただけでも申告するの?」「修復歴って誰が決めるの」。言葉が紛らわしいので、まず定義から置きます。そのうえで、修復歴がついた車の金額が店によって割れる理由を説明します。

「事故車」と「修復歴車」はどう違う?

日常語の「事故車」は事故に遭った車全般を指しますが、査定や販売で価値に効くのは「修復歴車」です。修復歴車とは、車体の骨格部位を交換したり、修正(修理)したりした車のことで、自動車公正取引協議会などが使う統一の基準で決まります。骨格は、家でいえば柱や梁にあたる部分です。

事故に遭っていても骨格に及んでいなければ修復歴にはならず、逆に事故でなくても、骨格部位を交換したり修正したりすれば修復歴になります。まだ直していない骨格の損傷も、判定の対象です。

修復歴がつく「骨格部位」とは?

骨格部位とは、車体の強さを支える骨組みのことで、基準では次の7つの区分と決められています。

部位 場所の目安
クロスメンバー(フロント・リヤ) 左右をつなぐ横の骨
サイドメンバー(フロント・リヤ) 車体の前後を貫く骨
インサイドパネル(フロント)/ダッシュパネル エンジンルーム内側の壁と、エンジンルームと室内の仕切り
ピラー(フロント・センター・リヤ) 屋根を支える柱(A・B・C)
ルーフ 屋根
センターフロアパネル/フロアサイドメンバー 室内の床と、その下を通る骨
リヤフロア(トランクフロア) 荷室の床

骨格部位が交換されている場合や、どの骨格部位でも傷やへこみの大きさがカードサイズ(8.5cm×5.4cm)を超える場合に、修復歴と判定されます。2019年3月までは「500円玉程度」が目安でしたが、2019年4月1日から変わりました。

  • 外部や外板(ボディの表面の板)を介さない損傷やその修理跡は、修復歴としないと定められています
  • 修復歴の判断は、ボディの形や構造(フレーム付きの車など)、損傷の度合いによって異なる場合があります

ラジエーターコアサポート(ラジエーターの前の枠)は、骨格部位の一覧に入っていません。さらに基準では、サイドメンバーのうちラジエーターコアサポートより前の部分の損傷や修理跡は、修復歴としないと定められています。クロスメンバーサポートへの損傷も、2019年4月1日から修復歴になりません(クロスメンバーの定義が「左右のサイドメンバーに直接溶接されているもの」に変わったため)。

修復歴にならない修理は?

ボルトで留まっている外板の交換や板金塗装は、骨格に及んでいなければ修復歴になりません。バンパー・ドア・ボンネット・フロントフェンダー(前輪の上の外板)・トランクリッド(トランクのふた)などがこれにあたります。ガラス交換やライト交換も同じです。つまり「ぶつけた」=「修復歴」ではなく、どこまで損傷が及んだかで決まります。

修復歴があると、査定はどうなる?

需要が下がるため、買取価格は下がります。半額程度という目安が示されていますが、下がり幅は車種・損傷の程度・直し方で変わり、修復歴車すべてに当てはまる数字ではありません。まだ直していない部分があれば、その修理費も別に見られます。詳しくは相場の記事に書いています。

ただし、値段がゼロになるわけではありません。海外では乗り続ける車として売れる場合があり、もう一度乗る形では難しい車にも、部品や資源として評価できる場合があります(どの部品が再利用できるかは、損傷の場所と程度で変わります)。

同じ修復歴車でも、店によって金額が割れるのはなぜ?

修復歴に当たるかどうかの判定は統一基準にもとづきますが、そこからいくら引くか、そもそも買い取れるかは店ごとに違います。査定額は車の状態だけで決まらず、その店が買った車をどこに出せるか(出口)で変わるためです。出口には、国内での再販、業者オークション、部品や資源としての再利用、海外への輸出があります。

修復歴車は国内で再び売るのが難しくなるため、出口が国内再販だけの店では値段を出しにくくなります。海外への販売や部品・資源まで出口を持つ店は、その車にとって高く売れる先を選べます。ただし出口があれば必ず値段がつくわけではなく、買い取れる条件は店ごとに違います。

もう1つ見るのは、提示額のあとに引かれるものがあるかです。引き取り(レッカー)や書類の手続きの費用、現車を見たあとの減額、支払いの時期で、最後に手元に残る金額は変わります。

2つの物差しで見ると、ROOTS Plusはどうか

仙台・宮城県北のクルマ買取センター ROOTS Plusを運営する株式会社ROOTSは、車の価値を再生することを事業の軸にしています。その価値を生かすため、車を出す先を自社で持っています。

  • 買取から販売までの自社の流れ
  • 海外への販売ルート(株式会社ROOTSの貿易事業)
  • 自社のリサイクル工場での解体・部品取り・資源化(仙台・札幌・東京の自社3工場。累計60,000台以上、年間15,473台)

日本では評価が下がる車でも、海外では現役で走り続けることがあるため、国内の相場だけで金額を決めずに済みます。間に業者が入らないぶん、その分を買取価格に回せます。

価格は相場の読みだけで決めません。1台ごとに積み上がった実売のデータが根拠です。現地のスタッフと本部の査定が直通でつながっているため、判断が早く出ます。

手元に残る金額については、査定・引き取り(レッカー込み)・名義変更などの手続きが無料で、提示額から後出しで差し引くことはありません。お支払いは、最短ですと、その場での現金、即日・翌日のお振り込みとなります(金額によってタイミングは変わります)。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

修復歴車でも、上の条件を満たせば対象になります。段ごとの金額は買取保証の表にあります。

LINEで車の写真と車検証を送れば、来店せずに金額が分かります。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

修復歴は正直に申告した方がいい?

はい。査定士は骨格の修理跡を見る訓練を受けているので、現車確認で分かることが多いです(必ず見つかるとは限りません)。知っていて隠したまま契約すると、あとで減額や契約解除、損害の賠償を求められることがあります。一方、本人も知らなかった場合や、査定で見落とされた場合の扱いは同じではありません。分からない場合は「事故で修理したが、どこまで直したか分からない」と伝えれば足ります。

どうする?選択肢を並べる

選択肢 向いている人 先に知っておくこと
修理歴を確認してから売る 過去の修理内容が不明な人 修理工場の明細や保険の記録で確認できる
そのまま複数店に査定 相場を比べたい人 修復歴に当たるかの判定は統一基準だが、そこからの減額や買い取れるかは店で違う
出口を持つ店に査定してもらう 値段が読めず不安な人 ROOTS Plusは自社工場・輸出・販売の出口を持ち、引き取りと手続きは無料。上の条件どおり
乗り続ける 安全性に問題がなく愛着がある人 売却時に修復歴の申告が要る

事故車・修復歴車でよくある質問

バンパーを交換した車は事故車になりますか?

なりません。バンパーやドアなど、ボルトで留まっている外板の交換は、骨格に損傷がなければ修復歴に当たりません。

修復歴があるかどうかは、どうやって分かりますか?

修理工場の明細や保険の修理記録で分かります。不明なら査定時にその旨を伝えれば、査定士が骨格を確認します。

修復歴車は買い取ってもらえますか?

買い取れることがあります。価格は下がりますが、部品・資源・海外輸出の出口を持つ店なら値段がつきやすくなります。条件は店ごとに違います。

修復歴を隠して売るとどうなりますか?

知っていて隠した場合は、減額や契約解除、損害の賠償を求められることがあります。現車確認で分かることが多いので、正直に申告する方が結果として有利です。

「事故車」かどうかは、骨格に及んだかで決まる

価値に効くのは事故の有無ではなく、骨格部位に基準に当たる損傷や修理・交換があるか(修復歴かどうか)です。まだ直していない骨格の損傷も判定の対象になります。外板の交換だけなら修復歴にはなりません。修復歴があっても、部品や資源として評価できる場合や、輸出先の需要と条件に合う場合があります。金額が割れるのは店の出口と、提示額のあとに引かれるものがあるかの違いなので、その2つを聞いてから決めてください。

ROOTS Plusは自社の工場と輸出のルート、販売までの流れを持ち、査定・引き取り・手続きは無料、提示額からの後出しの減額もありません。LINEで車の写真と車検証を送れば、来店せずに価格が分かります。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

事故対応をされている代理店の方へ

事故が起きてしまったお客様の状況を理解して、丁寧に対応してくれる買取店をお探しの代理店さんへ。お客様にとって何が起きるかだけをお伝えします。

  • 費用はいただきません:査定、引き取り(レッカー込み)、名義変更などの手続きまで無料です。
  • 提示額から後出しで差し引きません:費用の名目で金額を削ることはしません。写真と実物が違わない限り、提示した金額のままです。
  • 動かない車もそのままで:事故車、不動車、名義の手続きが残っている車も受けられます。カギがない場合はご相談ください。
  • 手続きはこちらで進めます:お客様に書類をご用意いただいたあと、名義変更と抹消は当社で行います。

ご相談は公式LINEで受け付けています。お客様ご自身からご連絡いただく形で進みますので、代理店さんに手続きや取り次ぎをお願いすることはありません。仙台・札幌・東京の自社工場で解体・部品取り・資源化まで行っているため、事故で大きく傷んだ車にも価値を出せます。

出典:一般社団法人 自動車公正取引協議会「AFTC INFORMATION 日査協の修復歴判断基準が一部変更となります」(平成31年3月26日/別紙「修復歴の判断基準一覧(日査協資料より抜粋)」)。修復歴の判断基準は一般財団法人 日本自動車査定協会が定め、自動車公正取引協議会・日査協・日本オートオークション協議会の3団体が同一の基準を用いています。自社の工場・輸出・販売の体制と実績、無料の範囲、支払いの時期、買取保証の金額と適用条件は、クルマ買取センター ROOTS Plusの案内に基づきます(2026年9月時点)。最終更新:2026年9月20日

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