廃車前に部品を外していい?パーツ取りの線引きと、外さなくても値段になる理由

廃車前の部品取りは、後付け品かどうかだけでは判断できず、車の状態と取り外す目的を確認してから、許可のある解体業者に相談します。

この記事は、廃車にする前に使える部品を外して、次に使いたい・売りたいと考えている方に向けて書いています。

クルマ買取センター ROOTS Plusを運営する株式会社ROOTSは、自社工場で解体・部品取り・資源化を行っています。その実務から、取り外す前に確かめることと、車に付いたまま評価する仕組みを説明します。

廃車の部品取りは違法?線引きはどこ?

使用済自動車からの部品取りは、個人でも解体業の許可が必要と環境省が案内しています。

使用済自動車とは、車としての使用を終え、解体・リサイクルに回す車のことです。環境省は、自動車リサイクル法のQ11「部品取りには『解体業』の許可が必要ですか?」で、再利用部品などの取り外しには個人でも許可が必要と説明しています。解体業は都道府県知事の許可が必要です(自動車リサイクル法第60条)。

解体業の許可は、使用を終えた車の解体を行うための許可です。「自分の車だから」「後から買ったナビだから」という理由だけで、取り外してよいとは判断できません。

乗り続ける車の整備・交換と、使用を終えた車からの部品取りを混ぜないことが大切です。取り外してよい部品を名前だけで一覧にせず、車の状態と作業内容を、自治体の担当窓口や許可を持つ解体業者に確認してください。

考えている作業 確認すること 先にすること
ナビ・ETC・ドラレコを移したい 使用を終えた車からの部品取りに当たるか、取り外しと移設が可能か 廃車の依頼前に、車と部品の状態を伝える
タイヤ・バッテリーなどを売りたい 部品取りの扱いと、取り外した後の運搬・査定条件 外す前に、許可のある解体業者と買取先へ相談する
そのまま車を売りたい 部品を含む査定額、保証条件、引き取り条件 車全体と残したい部品の写真を送る

外した部品は売れる?

需要と状態が合えば売れる場合がありますが、取り外す前に作業の可否と売却先の条件を確認してください。

型番、動作、付属品が分かるようにし、次の車への適合や取付費用も確認します。部品単体で売れる額だけでなく、取り外し費用と、車全体の査定額がどう変わるかまで比べましょう。

外さなくても、部品の価値は査定に乗る?

車に付いた部品の状態と需要を評価できれば、車全体の査定額に反映できる場合があります。

仙台・宮城県北のクルマ買取センター ROOTS Plusを運営する株式会社ROOTSは、車の価値を再生することを事業の軸にしています。もう一度乗る形では難しい車でも、部品や素材としての価値や、海外での需要が残る場合があるからです。その価値を生かすため、車を出す先を自社で持っています。

  • 自社のリサイクル工場での解体・部品取り・資源化(仙台・札幌・東京の自社3工場。累計60,000台以上、年間15,473台)
  • 海外への輸出ルート(株式会社ROOTSの貿易事業)
  • 買取から販売までの自社の流れ

解体する車の値段は、エンジン・触媒・素材(鉄やアルミなど)の、その時の海外の相場で決まります。そのため、走った距離や年式では、ほとんど変わりません。

間に業者が入らないぶん、その分を買取価格に回せます。価格は1台ごとに積み上がった実売のデータが根拠です。

部品の単体価格をすべて足した額が、そのまま車の買取額になるわけではありません。車ごとの状態と、その時の取引価格を確認します。

他社で買取ができなかった車や、年式が古い車、廃車を考えるような車でも、排気量ごとに最低買取保証額がついています。「最低」なので、同額かそれ以上が確定するという意味です。

  • 軽自動車(たとえばワゴンR、タント、パレットなど)・1500cc未満 …… 4万円
  • 1500cc以上 2000cc未満 …… 6万円
  • 2000cc以上 2500cc未満 …… 8万円
  • 2500cc以上 …… 10万円

車台番号が確認でき、車体や主な部品が大きく欠けていなければ、原則として対象になります。適用の条件は車の状態で変わるので、実際の金額は査定で確かめてください。

主要な部品を外すと、車体や主な部品が大きく欠けていないという条件から外れる場合があります。車台番号(車を識別する番号)も含めて確認するため、外す前の査定が比較の出発点です。

当社は写真や申告と実車の状態が一致することを前提に、提示額から後出しの費用を差し引きません。査定後に部品を外す場合も、状態が変わるため先にご相談ください。

取り外す前に確認する順番

  1. 車全体と残したい部品を撮影し、車検証の情報をそろえる
  2. 許可のある解体業者などに、部品を取り外せるか、費用はいくらかを確認する
  3. 付いたままの査定額と、外した場合の査定額・運搬条件を聞く
  4. 部品の売却額や移設費用も含めて比べ、作業を依頼するか決める

引き取り後の部品や素材の扱いは、廃車になった車の行き先でも説明しています。

廃車の部品取りでよくある質問

タイヤやバッテリーを外して売ってもいいですか?

廃車にする車から自己判断で外す前に、許可のある解体業者へ確認してください。部品取りに関する扱いは、上の環境省の案内を確認し、車の状態と作業内容を伝えます。

後付けのカーナビやETCなら外せますか?

後付けかどうかだけでは決まりません。廃車前の取り外しを考えていることを伝え、取り外しと移設を依頼できるかを先に確認してください。

部品を外すと買取価格は下がりますか?

部品の状態や需要によって、下がる場合があります。主要部品が大きく欠けると保証の適用条件も変わるため、査定前後のどちらでも取り外す前に連絡してください。

部品を外す前に、車全体で比べる

部品を残したい希望と、車全体の買取価格を先に確かめましょう。取り外し費用や査定への影響まで分かれば、どの方法で価値を受け取るかを判断できます。

車の写真と車検証、残したい部品の写真を公式LINEへお送りください。外す前の状態で、車の価格を確認できます。受付は24時間です。送ると、まず最低買取保証額がすぐに届きます。同時にROOTS Plusにも写真が届くので、すぐに査定に入ります。そのうえで、人が確認した正式なオンライン査定価格をお届けします。しつこい営業はありません。正直に成り立つ取引なので、写真の加工や、傷やへこみを隠すことはなさらないようお願いします。→ 無料で今すぐ買取価格を知りたい

出典:環境省「知っておきたい自動車リサイクル法」Q11(使用済自動車からの部品取りと許可)/自動車リサイクル法第60条(解体業の許可)。自社の部品・素材の評価、査定・保証はROOTSの確認済み情報に基づきます。最終更新:2026年9月21日

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